「老後のために、いくら貯めればいいのだろう」
「年金だけで生活できるのだろうか」
「投資を始めたいけれど、損をするのが怖い」
人生が長くなるなかで、お金に関する不安を抱える人は少なくありません。
厚生労働省の2024年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性81.09年、女性87.13年です。さらに65歳時点の平均余命は、男性19.47年、女性24.38年となっています。つまり、65歳を迎えてからなお20年以上生きる、というのも珍しくない時代になりました。
ただし、人生100年時代への備えは、「老後までに大金を用意すること」だけではありません。大切なのは、
- 日々の生活を安定させる
- 長期的に資産を育てる
- 病気や失業などの大きなリスクから資産を守る
- 年齢に応じて働き方やお金の使い方を変える
という複数の対策を組み合わせることです。
この記事では、人生100年時代を安心して生きるための7つのマネー戦術を、資産形成の初心者にも分かりやすく解説します。
人生100年時代に必要なのは「一発逆転」ではない
資産形成という言葉を聞くと、株式投資で大きな利益を得たり、不動産で収入をつくったりすることをイメージする人もいるでしょう。しかし、長い人生を支えるうえで大切なのは、一度に大きく増やすことではありません。
人生100年時代に必要なのは、次の3つを長く続けられる仕組みです。
1.稼ぐ力
仕事や事業によって収入を得る力です。長く働ける知識や技能、健康も大切な資産に含まれます。
2.育てる力
収入の一部を貯蓄や投資に回し、時間をかけて将来の資産を育てる力です。
3.守る力
病気、失業、災害、詐欺などによって資産が大きく減ることを防ぐ力です。
どれか一つだけではなく、この3つをバランスよく整えることが、長期的な安心につながります。
Money Forest式「お金の森」の育て方
人生100年時代の資産形成は、単に投資額を増やせば完成するものではありません。Money Forestでは、家計と資産形成を一本の木に見立て、次の7つの要素で考えます。
| 森の要素 | お金に置き換えると | 役割 |
|---|---|---|
| 土 | 家計の把握 | 資産形成の土台を整える |
| 根 | 生活防衛資金 | 予期せぬ支出から生活を守る |
| 幹 | 収入と働く力 | 家計を支え、資産形成を続ける |
| 枝 | 資産の分散 | 一つの投資先に依存しない |
| 葉 | NISAなどの制度 | 効率よく資産を育てる |
| 柵 | 保険とリスク対策 | 大きな損失や詐欺を防ぐ |
| 実 | お金を使う計画 | 育てた資産を人生に生かす |
資産形成では、目立ちやすい「葉」や「実」に意識が向きがちです。例としては「どの投資信託を買うか」「株価がどれだけ上がったか」「老後にいくら資産を持てるか」といったことです。
しかし、土や根が弱いままでは、大きな木を育てることはできません。
生活費が把握できていない状態で投資を始めたり、緊急時の現金を持たずに投資額を増やしたりすると、急な出費が発生したときに資産を売却しなければならなくなります。反対に、現金を持つことだけを優先し、枝や葉をまったく育てなければ、長期間にわたって資産を成長させる機会を逃す可能性があります。
大切なのは、どれか一つを最大化することではありません。
土を整え、根を張り、幹を太くしながら、枝と葉を少しずつ広げる。
これがMoney Forestの資産形成の考え方です。
あなたのお金の森はどの段階?7項目の自己診断
次の質問について、自分に最も近いものを選び、点数を合計してみてください。
1.毎月の生活費を把握していますか?
- ほとんど把握していない:0点
- おおよその金額は分かる:1点
- 固定費と変動費を分けて把握している:2点
2.急な出費に対応できる現金がありますか?
- 生活費1か月分未満:0点
- 生活費1~3か月分程度:1点
- 生活費3~6か月分以上:2点
3.毎月、先取りで貯蓄や投資をしていますか?
- していない:0点
- 余裕がある月だけしている:1点
- 毎月自動で積み立てている:2点
4.投資先を分散していますか?
- 一つの銘柄や資産に集中している:0点
- 複数の商品を持っているが、内容はよく分からない:1点
- 地域や資産の分散を意識している:2点
5.将来受け取れる年金額を把握していますか?
- 確認したことがない:0点
- ねんきん定期便を見たことがある:1点
- 見込額を家計の計画に反映している:2点
6.自分に必要な保険の目的を説明できますか?
- 加入内容を把握していない:0点
- おおよその保障内容は分かる:1点
- 公的保障を確認したうえで必要な保険を選んでいる:2点
7.将来、資産をどう使うか決めていますか?
- 特に考えていない:0点
- 老後資金として漠然と貯めている:1点
- 生活費、趣味、医療、介護などに分けて考えている:2点
診断結果
0~4点:種まき前
まだ資産形成の土台をつくっている段階です。
投資商品を探す前に、毎月の生活費、預貯金、負債を一度書き出してみましょう。
最初の目標は、資産を大きく増やすことではありません。
家計の状態を見えるようにすることです。
5~8点:発芽段階
資産形成を始める準備が整いつつあります。
生活防衛資金を確保しながら、少額の自動積立を始めるとよいでしょう。
すでに投資を始めている場合は、無理な金額になっていないか確認します。
9~11点:成長段階
基本的な家計管理と資産形成ができています。
次に確認したいのは、投資先の偏り、保険の重複、固定費、将来の年金額です。
資産額だけではなく、家計全体のバランスを見直してみましょう。
12~14点:森づくり段階
資産を貯める仕組みが整っています。
これからは、増やすことだけでなく、働き方、家族への資産承継、老後の取り崩し方まで考える段階です。
点数が高くても、状況は年齢や家族構成によって変わります。年に一度は診断をやり直してみましょう。
年代ではなく「お金の季節」で考える
資産形成の記事では、「20代は積極的に投資」「50代は守りを重視」といった年代別の説明がよく使われます。しかし、同じ40歳でも、家族構成、資産額、住宅ローン、働き方は異なります。
そこでMoney Forestでは、年齢だけではなく、家計を四つの季節に分けて考えます。
| お金の季節 | 主な状態 | 優先すること | 注意したいこと |
|---|---|---|---|
| 種まき期 | 収入や貯蓄がまだ少ない | 家計管理、生活防衛資金、少額積立 | 最初から大きく投資しすぎる |
| 成長期 | 収入が増え、積立を続けられる | 積立額の増加、分散投資、自己投資 | 生活水準を上げすぎる |
| 実り期 | 資産が育ち、老後が見えてくる | 資産配分の確認、年金と退職金の試算 | 値動きの大きい資産に偏る |
| 収穫期 | 資産を使いながら生活する | 計画的な取り崩し、現金の確保 | 資産が減ることを恐れて使えない |
お金の季節は、年齢だけでは決まりません。もし50代で資産形成を始めたのであれば、その人は「種まき期」です。一方、30代でも十分な生活防衛資金があり、長期間積立投資を続けている人は「成長期」に入っているかもしれません。
重要なのは、周囲と比べることではなく、自分が現在どの季節にいるかを知ることです。
月5万円の余裕がある人は、どう配分するべきか
ここで、架空の人物を例に考えてみます。
モデルケース
- 35歳、会社員
- 手取り月収:28万円
- 毎月の生活費:23万円
- 毎月の余裕資金:5万円
- 現在の預貯金:80万円
- 投資経験:なし
- 扶養家族:なし
この人が、毎月の余裕資金5万円をすべて投資に回したとします。
資産が増える可能性はありますが、生活費23万円に対して、預貯金80万円は約3.5か月分です。
転職、病気、引っ越し、家電の故障などが重なると、現金が不足する可能性があります。
そこで、最初は次のように分けます。
| 目的 | 毎月の金額 | 考え方 |
| 生活防衛資金 | 2万円 | まず生活費6か月分を目指す |
| 長期積立投資 | 2万5,000円 | 無理なく継続できる範囲で始める |
| 学習・健康への投資 | 5,000円 | 仕事や健康を維持するために使う |
| 合計 | 5万円 | 余裕資金の範囲内に収める |
生活費6か月分は138万円です。現在の預貯金が80万円なので、目標まであと58万円必要になります。毎月2万円を積み立てる場合、単純計算では約29か月で目標に到達します。生活防衛資金が目標額に達した後は、毎月2万円の使い道を変更できます。
たとえば、
- 長期積立投資を2万5,000円から4万円に増やす
- 1万円を旅行や趣味の積立に回す
- 資格取得や転職準備に使う
- 将来の住宅購入資金として現金で貯める
といった選択肢があります。
正解は一つではありません。
この例で重要なのは、最初から投資額を最大にするのではなく、家計の安全性が高まるにつれて、資産形成の配分を変えていることです。
同じ100万円でも役割によって価値が変わる
預貯金口座に100万円ある場合でも、その100万円をすべて自由に投資できるとは限りません。
お金は、目的別に分けて考える必要があります。
| お金の役割 | 使用時期 | 主な置き場所の例 |
|---|---|---|
| 生活を守るお金 | いつ必要になるか分からない | 普通預金など |
| 近い将来に使うお金 | 1~5年程度 | 預貯金など |
| 長期的に育てるお金 | 10年以上先 | 投資信託などを検討 |
| 人生を楽しむお金 | 時期を決めて使う | 目的別の預貯金など |
もし100万円のうち60万円が生活防衛資金で、30万円が来年の引っ越し費用なら、長期投資に回せる金額は残りの10万円です。口座残高だけを見て「100万円あるから投資できる」と判断するのではなく、そのお金がいつ、何のために必要なのかを確認しましょう。
資産形成のゴール
資産形成の目的は、通帳や証券口座の数字を最大化することではありません。本当の目的は、お金を理由に人生の選択肢を諦めなくてよい状態をつくることです。
たとえば、
- 体調を崩したときに無理をして働かずに済む
- 合わない仕事から離れる準備ができる
- 家族と過ごす時間を選べる
- 学び直しや新しい挑戦にお金を使える
- 老後に必要以上の不安を抱えずに生活できる
こうした選択肢を増やすことも、資産形成の成果です。
大きな森は、一日ではできません。「家計を一度見直すこと」「毎月少額を積み立てること」「年金の見込額を確認すること」、それらひとつひとつが将来の選択肢を育てる小さな種になります。
戦術1.最初に「現在地」を把握する
資産形成を始める前に、まず自分のお金の現在地を確認しましょう。少なくとも、次の4つの数字を把握します。
- 現在の預貯金と投資資産
- 住宅ローンやカードローンなどの負債
- 1か月に必要な生活費
- 毎月自由に貯蓄や投資へ回せる金額
資産形成で大切なのは、他人と資産額を比較することではありません。「現在の自分が、毎月いくらなら無理なく続けられるか」を知ることがスタート地点です。
毎月3万円の投資が苦しい場合は、1万円からでも構いません。金額を大きくして途中でやめるより、小さな金額を長く続けるほうが資産形成の習慣をつくりやすくなります。
また、将来受け取れる公的年金についても確認しておきましょう。日本年金機構の「ねんきんネット」などを利用すると、加入記録や将来の年金見込額を確認できます。老後に必要な金額を考えるときは、生活費のすべてを自分の貯蓄だけで準備するのではなく、
老後の生活費 − 公的年金などの収入 = 自分で準備する必要がある金額
という考え方が基本になります。
戦術2.投資より先に「生活防衛資金」をつくる
投資を始める前に、急な支出に対応できる現金を確保しておきましょう。これを一般に「生活防衛資金」と呼びます。
会社員で収入が比較的安定している場合は、生活費の3~6か月分程度が一つの目安です。自営業者、扶養家族がいる人、収入の変動が大きい人は、より多めに確保しておくと安心です。
生活防衛資金が必要なのは、投資商品には値下がりする可能性があるからです。
病気や失業によって突然お金が必要になったとき、投資資産しか持っていなければ、価格が下がっている時期でも売却しなければならないかもしれません。現金と投資資産には、それぞれ異なる役割があります。
- 近いうちに使うお金は現金で持つ
- 当面使わないお金は長期投資を検討する
この2つの区別をつけることが重要です。
戦術3.固定費を見直し、資産形成の「種銭」をつくる
資産形成を始めるために、無理な節約を続ける必要はありません。毎日の飲み物や食事を細かく我慢するよりも、毎月自動的に出ていく固定費を見直したほうが、長期的な効果が期待できます。
見直しやすい固定費には、次のようなものがあります。
- 利用していないサブスクリプション
- 携帯電話やインターネットの料金
- 必要以上に手厚い保険
- 自動車の保有費
- 家賃や住宅ローン
- クレジットカードの年会費
月に1万円の固定費を削減できれば、年間では12万円になります。削減した金額を使ってしまうのではなく、「投資」のためにまずは自動積立に回すのが望ましいでしょう。「余ったら貯める」のではなく、
給料が入ったら、先に貯蓄や投資へ移す
という順番に変えることがポイントです。
戦術4.NISAを活用して長期・積立・分散を実践する
生活防衛資金を確保したら、将来のためのお金を少しずつ投資に回すことを検討します。日本で資産形成を始める際に、まず確認したい制度がNISAです。
NISA口座で購入した対象商品の売却益や配当などは、一定の条件のもとで非課税になります。現在のNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、非課税保有限度額は合計1,800万円です。このうち成長投資枠の限度額は1,200万円です。
ただし、NISAを利用すれば必ず利益が出るわけではありません。投資信託や株式は値下がりする可能性があり、元本は保証されていません。
初心者が資産形成を考える際は、次の3つを基本にするとよいでしょう。
長期
短期間の値動きに一喜一憂せず、10年、20年といった長い期間で考えます。
積立
一度に大きな金額を投資するのではなく、毎月決まった金額を継続的に投資します。
分散
一つの企業や国だけに集中せず、複数の資産、地域、企業に分けて投資します。
投資額は、相場が下落しても慌てて売却せずに済む範囲に抑えることが大切です。
戦術5.金融資産だけでなく「自分の価値」を育てる
人生100年時代の資産形成では、預貯金や投資商品だけを資産と考えないことも重要です。
知識、経験、資格、人間関係、健康など、自分が将来にわたって収入を得るための力は「人的資本」と呼ばれます。若い時期は、金融資産よりも人的資本のほうが大きい場合があります。
具体例としては次のような行動により自分の価値を上げることは、将来の収入につながる可能性があります。
- 業務に必要な専門知識を身につける
- デジタルツールやAIを活用できるようにする
- 資格を取得する
- 転職市場で評価される経験を積む
- 副業や小さな事業を始める
- 健康を維持し、長く働ける状態をつくる
収入が毎月1万円増え、その金額を継続的に資産形成へ回せるようになれば、固定費を1万円減らした場合と同じように、家計には長期的な効果があります。
節約には限界がありますが、収入を増やすことにはより大きな可能性があります。
戦術6.大きな損失を防ぐために「守り」を固める
資産形成では、お金を増やすことに注目しがちです。しかし、長い人生では、資産を大きく減らす出来事を避けることも同じくらい重要です。
主なリスクとしては次のようなものがあります。
- 病気やけがによって働けなくなる
- 失業や収入減少
- 住宅や自動車に関する事故
- 災害
- 家族の介護
- 投資詐欺や特殊詐欺
- クレジットカードやローンの高い金利
まずは健康保険、高額療養費制度、傷病手当金、雇用保険、公的年金など、利用できる公的制度を確認しましょう。そのうえで、公的保障だけでは不足するリスクについて、民間保険などで補うことを検討します。不安だからといって多くの保険に加入すると、保険料が家計を圧迫し、資産形成に回せる金額も少なくなります。
保険は「起きる確率は高くなくても、発生すると家計が立ち直れない損失」に備えることを基本に考えましょう。
戦術7.老後は「貯め方」だけでなく「使い方」も考える
資産形成には、貯める段階と使う段階があります。現役時代に資産を増やすことだけを考えていると、退職後に、
「いくらまで使ってよいのか分からない」
「資産が減るのが怖くて、必要なことにもお金を使えない」
という状態になる可能性があります。老後に向けて、次の3つを整理しておきましょう。
- 毎月の最低生活費
- 旅行や趣味などに使いたい金額
- 医療、介護、住宅修繕などの予備費
公的年金の受給開始時期についても検討が必要です。
老齢年金は原則として65歳から受け取りますが、一定の条件のもとで、受給開始時期を早める「繰上げ受給」や、遅らせる「繰下げ受給」を選択できます。繰下げ受給は75歳まで選択できる仕組みがあります。どの時期に受給を開始するのが有利かは、健康状態、働き方、配偶者の年金、税金、社会保険料、保有資産などによって異なります。
単純な損得だけではなく、毎月安定して受け取りたい金額や、長生きした場合の安心も含めて考える必要があります。
年代別に考えるマネー戦術
必要な対策は、年齢や家族構成によって変わります。
20代・30代
最も重要なのは、金額よりも習慣です。少額でも先取り貯蓄や積立投資を始め、収入が増えたときに積立額を引き上げられる仕組みをつくります。同時に、仕事の技能や健康への投資も重視しましょう。
40代
住宅費、教育費、老後資金が重なりやすい時期です。家計の固定費、住宅ローン、保険、資産配分を一度まとめて点検します。老後資金を優先するあまり、子どもの教育費をすべて親が負担して、家計が破綻しないように注意が必要です。
50代
退職後の生活を、具体的な数字で考え始める時期です。年金見込額、退職金、住宅ローン残高、毎月の生活費を確認し、退職後の収支を試算します。値動きの大きい資産に偏っている場合は、使う時期に合わせて現金などの安定資産を増やすことも検討します。
60代以降
資産を増やすことだけでなく、計画的に使うことが中心になります。
数年以内に使うお金は値動きの大きな投資から分け、現金で確保しておくと安心です。また、金融詐欺や認知機能の変化への備えとして、家族と資産情報を共有する方法や、重要書類の保管場所についても考えておきましょう。
内閣府の高齢社会白書では、65歳以上の一人暮らしが増加していることや、高齢期の経済生活、就業、資産形成への備えが重要なテーマとして取り上げられています。
資産形成で避けたい3つの失敗
1.短期間で大きく増やそうとする
高い利益を強調する商品や、「絶対に儲かる」といった勧誘には注意が必要です。高いリターンが期待される投資には、通常、それに見合った価格変動や損失のリスクがあります。
2.生活費まで投資してしまう
近いうちに使う予定のお金や、緊急時に必要なお金は投資に回さないようにしましょう。投資は、当面使う予定のない余裕資金で行うことが基本です。
3.一度決めた計画を放置する
収入、家族構成、住まい、健康状態は時間とともに変わります。少なくとも年に一度は、家計や資産配分を確認しましょう。
毎日の値動きを確認する必要はありません。長期的な計画と現在の状況にずれがないかを点検することが大切です。
今日から始める5つの行動
人生100年時代への備えは、完璧な計画をつくってから始める必要はありません。まずは、次の5つを実行してみましょう。
- 預貯金、投資資産、ローン残高を書き出す
- 毎月の最低生活費を確認する
- 給料日に自動で貯蓄する設定をつくる
- 将来受け取れる年金の見込額を確認する
- NISAを含む長期的な資産形成について学ぶ
最初の一歩は、小さくても構いません。毎月1万円を貯めること、利用していないサービスを一つ解約すること、年金の見込額を確認することも、立派な資産形成です。
まとめ|お金は一度に増やすのではなく、時間をかけて育てる
人生100年時代を生き抜くために必要なのは、老後資金の不安に追われ続けることではありません。大切なのは、
- 現在の家計を把握する
- 緊急時の現金を確保する
- 固定費を見直す
- 長期・積立・分散で資産を育てる
- 自分の稼ぐ力を高める
- 大きな損失から資産を守る
- 老後のお金の使い方まで考える
という基本を、一つずつ積み重ねることです。資産形成は、短期間で完成するものではありません。一粒の種が芽を出し、木になり、やがて森になるように、小さな行動を長く続けることで、将来の安心は少しずつ育っていきます。
Money Forestでは、お金を一度に大きく増やす方法ではなく、生活を守りながら、無理なく資産を育てるための知識を発信していきます。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。金融商品を選ぶ際は、商品の内容とリスクを確認し、ご自身の状況に応じて判断してください。